土地付き太陽光と太陽光投資ファンドの比較
土地付き太陽光発電投資
- 高額 数百万~数億円(規模による)
- あり
- 10%前後
- 固定資産税 所得税
- 投資家自身
- 必要(業者に委託できるが一定の対応は必要)
- あり
- 難しい
- 20年
- △
- 売却可能
太陽光投資ファンド(メガ発ファンド)
- 50万円~
- なし 自己資金
- 3~5%(目標)
- 所得税
- 営業者
- 不要(営業者が管理)
- なし
- 比較的容易
- 10年以内
- 〇
売却
初期費用、ローン・融資
土地付き太陽光発電投資の場合、購入する発電所の規模にもよりますが、低圧50kWクラスの発電所で2000万円前後の資金が必要となります。一方、太陽光投資ファンドは小口化されているため、メガ発ファンドでは1口50万円から投資が可能です。
ただし、土地付き太陽光発電はソーラーローンや銀行融資の利用が可能ですが、太陽光投資ファンドは金融商品であるため自己資金での投資となります。
運用・管理・メンテナンス
太陽光投資ファンドでは投資先の太陽光発電所の運用から管理、メンテナンスまで全て営業者が手配するため、投資家が何か対応する必要はありません。土地付き太陽光発電の場合は管理やメンテナンスを業者に委託することができますが、機器が故障した場合などに対応が必要となることもあります。
ページTOPリスク分散
太陽光投資ファンドでは初期費用を少額に抑えることができるため、複数の発電所に投資することで、リスクを分散することが可能です。土地付き太陽光発電では、1つの発電所に投資する額が大きく、投資先を分けるなどのリスク分散が難しいと言えます。
ページTOP投資初心者向きか?
太陽光投資ファンドの場合は営業者が利回りの高さ、日射量、リスクなどを総合的に判断して条件の良い発電所に投資を行いますので、太陽光発電に関する専門知識は特に必要ありません。また、メガ発ファンドでは50万円から投資が可能ですので、初めての投資にも向いています。
土地付き太陽光発電の場合は自分で投資対象の物件に目星をつけなければならず、太陽光発電に関する知識がある程度必要となります。また、業者の倒産リスクなどの諸々のリスク管理、草刈りや点検などのメンテナンス、税務的な処理など、比較的高い利回りと引き換えにリスク管理やメンテナンスなどに時間や手間がかかります。
出口戦略
メガ発ファンドの場合はファンドの運用期間が終了すると同時に契約終了となり、営業者が発電所の売却を行うので出資者は手間がかかりません。
土地付き太陽光発電の場合は、発電所が投資家自身の所有となりますので、投資期間終了後に発電所を売却することが可能ですが、売却できない場合は撤去をする必要があります。(個別の契約によっては発電所を太陽光発電販売業者へ無償譲渡が可能なケースもございます。)
なお、仮に今後FITとは別の制度が成立し、FITの期間が終了した後も国による買取が続いた場合には、発電を続けて売電収入を得ることもできますが、現状ではFIT終了後に買取が続くのかは未定となっています。